うつろなユダヤ人と悪魔の宗教

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ふらふらと歩くシルクハットの男性を、Cathyは後ろからじっと観察しています。
イスラエルの聖地エルサレム。
70年ぶりの大雪によって、人影もまばらな嘆きの壁の前で、ひとしきり祈りを捧げた後歩き出した彼の後姿は、なにかにとりつかれたかのようにおぼつきません。

肩がふらふらと右に左にゆれるのです。それは彼が着ているユダヤ教独特の服装_黒いシルクハットに黒いロングコート_のせいでもあるのかもしれません。
そうであるにしても、その歩き方には一種独特の雰囲気があってCathyはひとしきり吸い込まれるようにして見入ってしまいました。

歩きにくい雪道に何度も滑って転びながら宿に帰ると、出かける準備をしているチェコ人グループの女の子に会いました。
”Cathy、どこに行ってたの??出かけるわよ”

”え、出かけるってどこへ??”

”アーネストに聞いてないの??今日は土曜日、昨日からのシャバット(ユダヤ教の安息日)明けのお祝いにユダヤ人のお家にランチに行くのよ”

”行きます!”

ミステリアスなユダヤ教に興味津々だったCathyは即答でした。

イブラヒム爺さんのボランティアスタッフであるアーネストさんにつれられ、チェコ人グループ6人と一緒にオリーブ山のふもとから歩いて20分くらいの地元のユダヤのお家へ。

玄関には張り紙。
”私達はユダヤの安息日である金曜日の夕飯、そして安息日明けの土曜日の昼ごはんに各国の訪問者を歓迎します。”
通されたお部屋はわりとこじんまりとした書斎です。ところ狭しとばかりに本棚に並ぶヘブライ語の本が、まるで中世博物館の展示室に迷い込んだかのような錯覚を覚えさせます。
ユダヤの教えで、安息日には電気製品などから遠ざかる、というものがあり、写真撮影は許してもらえませんでした。

ところで席に座ってぞろぞろとやってくる訪問者を観察していると、ふいに現地人っぽい若い女性に話しかけられました。

”ちょっとあなた、あなたはユダヤ教徒なの??”

・・・うーんと。。アジア人のユダヤ教徒だと間違われたのかな??
質問の真意をはかりかねていると、彼女は続けます。

”みたところツーリストね。ちょっと手伝ってもらいたいことがあるんだけど、大丈夫かしら”

”あ、はい。(なんだろう・・)”

彼女はCathyの手をとり、出口へと招きます。いつのまにか彼女の夫っぽい男性も一緒にCathy達3人は外の小道を歩いていました。歩きながら説明をしてくれます。

”私はカナダから来たユダヤ人なの。彼は夫よ。あなたも知っているでしょう、今日はユダヤの安息日っていって、私達ユダヤ人は電気製品に触ることを許されていないの。でも間がわるいことに家のブレーカ-が落ちちゃって。
あなたに手伝ってほしいのよ”

なるほど・・Cathyのようにユダヤ教徒でない観光客が、観光目的で例の家に来ることを見計らって声をかけてくれたようだと合点がいきました。

”お力になれるなら、喜んで”

彼女のお家はあるいて数分の集合住宅の一区画でした。
家の壁にとりつけられたブレーカーの蓋をひらき、コレコレ、コレだよ!とぎりぎりまで指を近づけて指し示す旦那さんにおかしさを感じながら(だってそこまで近づいたらもう一緒じゃない?と思ってしまうのですが)、スイッチをオン!
そうすると奥さんが紙皿にシャバットのご馳走を載せて持たせてくれました~
ご馳走は、お家によってさまざまだそうですが、Cathyがいただいた紙皿にはいり卵、紫キャベツのサラダ、パンが載っていました。

有難う!と見送ってくれる奥さん、こちらこそ貴重な体験を有難うございます。

書斎にもどると、次々に料理が運ばれてきました~

サラダ、魚肉ソーセージ、どっしりとしたユダヤパン。チキンの手羽先煮込み、、あとからあとから運ばれてくるお料理を、自分のお皿にとってはお隣に回してゆきます。

最初のうちはお腹の空いていたCathy。ひたすら食べることに集中してましたがそのうち、ところ狭しと座っているユダヤの正装の方々の様子が違うことに気がつきます。

トレードマークであるブロンドの長いもみあげをふらふらさせながら、彼ら聖書に没頭しているのです。
中には口の中でどこかの一文をぶつぶつと唱えている男性もいます。

ふと隣を見ると、白いブラウスに黒のロングワンピースの似合うお姉さんも食べ物を口に運びながらブツブツと何か唱えています。
これ、ちょっとおっかない状況です。なにしろ、密閉した空間にコレだけの人数(4,50人はいたでしょうか)が集まってユダヤの聖書の一文を朗読したり自分の世界にひたっているのですから・・

あ~写真を撮れなかったのは悔やまれます・・

ユダヤ教が、その昔悪魔の宗教と呼ばれ恐れられた経緯もなんとなく想像がつくような体験ができたのでした。

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