シリアの難民・ザータリー難民キャンプ



なにもない荒野の砂漠の中を、薄汚れた古いバンはひたすら走ってゆきます。
最後部に座っているCathy達4人の前の列には、これからキャンプへ帰ってゆくシリア人家族のお母さんの膝上に、しばしばこっちを見てきゃっきゃとつぶらな瞳で微笑んでくれる子供達が乗っています。

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ヨルダンのシリアとの国境ほどちかくにあるザータリー難民キャンプには、毎日70人もの難民が祖国シリアの内紛から逃れて来るのだとか。規模は世界で2番目に大きく、2011年に設立され中には既に商店やタクシーまで走っているという大規模なものだそう。

この世界に起きている戦争という現状を知りたい。最初はそんなシンプルな動機でした。

日本に生まれ生活してきたCathyにとっては中東の戦争や争いごとはいつも、どこか遠い国のお話で実感をともなうものではなかったのです。

ヨルダンに到着した初日に、まずびっくりしたのがひとのおおらかさ、そして近隣諸国のひとびとが仲良く暮らしているということでした。

町をあるけばひとびとが”ウェルカム トウ ヨルダン””困ってることは無い??”などと気さくに話しかけてくれるのです。その数多数。
また、純粋なヨルダン人というのは少なく、シリア人、イラク人、パレスチナ人などが一緒に生活しているなど治安のいいヨルダンは紛争の絶えない中東のシェルター的な役割を果たしているようです。

首都アンマンから朝出発したCathyは、途中、ヨルダン北部のイルビットという町でバスを乗り換えてキャンプへ向かう起点となる町までやってきました。
ここで小さな乗り合いバンに乗りかえると、そこには町に買出しに来てちょうどキャンプへ帰ってゆく家族連れが。

小さな子供達はこの悲惨な紛争の現状を微塵も感じさせないような笑顔でこちらを見たり、お母さんの肩に顔を押し付けて隠れたりしてとてもかわいい。

20分ほど荒野を走ったでしょうか。バンは停車し、下りるとそこには大きなゲートとヨルダンの旗が。
ここがザータリー難民キャンプの入口。

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キャンプの中に手押し車をひきながら入ってゆく子供達や、ズタ袋を抱えて歩くおとな。彼らの着ている服はよほど一張羅のような、もうすでに砂埃で色の変わってしまった裾も擦り切れたものばかりです。

息を一息つき、いざと向かうとなんと入口に座ってたガードマンに止められました。

「何しに来た??」

「えっと・・見学に来ました。」

「ここは観光客の来る場所じゃない。もし入りたいのなら政府の許可証を持ってから来なさい」

「え、そんなのがいるんですか・・(しらなかった。でも良く考えたらそうだよね、誰でも入れてたら治安もままならなくなるし)」

でもせっかくここまで来て、簡単には引き下がれません。そうしているとCathyの目の前を先ほどの親子が通り過ぎてゆきます。
子供達は無邪気な笑顔を見せて、バイバイと手をふってくれました。

中を見たい。争いの中にもたくましく生きる人々のパワーを直接感じたい。そこには絶望もあるかもしれないけどそんな中にも咲く小さな希望を実際に感じ、持ち帰りたい。Cathyはエゴの塊になってました。

「なんとか、お願いします。私ここに来るために日本からはるばる来ました。今世界で起きていることの真実をこの目で見たいんです。」

けれど警備のお兄さんはかたくなです。

「そうしてあげたいけれど、、これは決まりなんだよ」

ヨルダンの治安のよさは、この警察機構の強力さにあるのかなと思いました。

結局あきらめてキャンプをあとにするCathy。ちなみに後日談ですが、アンマンにて許可証をとれる場所という内務省に直接出向いたのですがやはりいち観光客には発行は難しいということでした・・団体だとか、公的な機関からの派遣なら可能だそうですが。

結局行けなかったザータリー難民キャンプですが、ヨルダンという国のしっかりした機構を知ることができ、またすこしでしたが難民とのふれあいもありCahtyの中でも中東のイメージが大きく変わった出来事でした。

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