スペイン人ペンションの話



共同居間のドアの外をちっちゃいおっちゃんが横切るのが見えたかと思ったら、何もない床でつまずきカクッと転びました
その様子が視界の中に入ってきたと同時にCathyは大爆笑。

なんてアホな人たち!この場合のアホはCathyにとってはほめ言葉です

スペインのバレンシアという港町にやってきたCathyはなんとも風変わりなペンションにチェックインしていました~

まずはじめに階段をあがったところにいたお姉さん。最後に櫛でといたのはいつなのか呆然となってしまうボザボサ長髪ヘアーに、前歯がぼろぼろに欠けててラリってるような高い声で話しかけてきました。

’’あら、あなた何の用??’’

Cathyのような観光客の泊まるような宿ではなく、どうやら地元の長期滞在者ばかりが集まった民宿に来てしまったようです。

宿の主人らしきバッロは、初対面から上半身裸。
かろうじて上にシャツを纏っても、せいぜい2つめのボタンを留めるところで諦めてしまうのか、それともズボンに収まらないのか彼のシャツの裾はいつも大きなお腹の上からだらしなくだらんと下に垂れ下がってしまっています。
それだけでもなのですが留まっているボタンは完全に掛け違い。
おもわずププッとなってしまうこの状況でも、場所がスペインのバレンシアってことで許せてしまうのも変な話だなあ。

Cathyの部屋のすぐ隣にある彼の部屋からは、ときおりキューンキュンと犬の声が聞こえてきます。
隙間から覗いて見たらなんとベッドの下の大きな段ボール箱の中に8匹もの子犬を飼っているよう。
子犬は段ボールの箱から抜け出そうと懸命にもがいているんですが、やっと端をつかんで上によじ登ったところでバッロの片手に捕まっちゃう。

このアニメのような空間・・!よほど共に爆笑してくれる仲間が欲しかったCathyの気持ちを、是非ご理解いただきたいなあ~

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パキスタン人のお家へホームステイ@balcerona

かつてナポレオンがスペインはヨーロッパ大陸ではないと言ったように、スペインにはヨーロッパの風情があまりありません。

ふざけないでーーー!!

Cathyは抱きついてこようとするShaさんの細い肩を思いっきりつかみ、両足を思い切り彼のお腹に踏ん張って力任せにひきはがしました。

ブエノスノーチェス♪(おやすみ)

軽い調子でアハハと笑いながら部屋を後にするshaさんに悪態をつきつつ自分の寝床で寝返りをうちます。

shaさんは27歳のパキスタン人。
スペインはカタルーニャ地方、バルセロナで安宿を探しているときに知り合いました。安宿を探して電話をしようとネット屋にはいったところ、
シェアハウスである自分の家に来てもいいよと誘ってくれたので、とりあえず見るだけと思い付いて行ったのが居心地のよさに既に1週間滞在してしまってます。

shaさんはネット屋の受付で働いていて、友達のmohamedさんと一緒に住んでいます。
2人はちょうどイスラムのラマダーン中で、mohamedさんがいつも夜8時に部屋へ帰り夕食を作り、そしてそれを持ってオフィスに向かうような生活をしていました。食事は太陽の出ていない朝の4時と夜9時。それ以外には水さえも飲んではいけないらしく、文化の違いにただただ驚くのみです。

Shaさんはしょっちゅう遊んで~とかいってべたべたと肩や腕を触ってきたり抱きついてきたりするのでそれだけが難色だったけど、でもその笑顔は可愛らしくもあって何故か憎めないのです。

セクハラ・セクハラと連発するうちに彼もその言葉を覚えて自分から使うようになっていました。

彼の友人、mohamedさんはもっと大人で33歳。バーバリーのポロシャツに、ハッシュパピーの靴。33歳のお金持ちのおぼっちゃんといういでたちの彼は大の料理上手。
レーズン入りサフランライスやほうれん草カレーを作っては時間になるとCathyにまで分けてくれます。

イスラムの文化では、持てるものが持たざるものにモノを与えるのは当たり前なのだとか。
夏のバルセロナでは夏祭りも開催され、近所の屋台でモヒートを飲みながら踊ったり、楽しい夏の夜は更けて行きます。

それにしてもスペインまできて、まさかイスラムの文化を知ることになるとは思ってはいなかったのでCathyにとって、とっても新鮮な体験でした~

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放っておかれる居心地の良さ~NYC~



ニューヨーク。この大都市には、どこか人を引き付ける魔力があります。
人々はごく自然に、自分のありのままで生きています。

たとえ、朝ベッドから起きたままの寝巻き格好でウォールストリートを歩こうとも
たとえ、足が痛いからとハイヒールを綺麗なブランド物のバッグの中に直接突っ込んで平然と電車に乗っていても
たとえ、同姓同士が手を絡めあって歩いていても

人々は彼らの横を通り過ぎたあと2度見たりすることはありません。
なぜなら個性をもった人々は路上のあちこちに多く存在しているからです。
NYCは広い白地のキャンパスであり、そこで暮らす人々はそれぞれ異なる色を持った絵の具のよう。

この街では自分で自分の個性をイントロデュースしなければ空気のような存在になっちゃうのかも。
それは色をもたない絵の具といってもいい、無色透明の絵の具。
ただ、それらの絵の具はどんなに複雑な色合いや作り方をされていても基本放っておかれるのです。

放っておかれる居心地のよさ。
それでいて、散歩をしながら知らないもの同士がふとした会話で盛り上がる。

この街はなんなんだ?!

あなたは何者でどこから来てなにができるのか。
この街はいつもそれを聞いている気がするのです。

それは日本人がついぞ忘れ去ってしまっていることの一部であるかもしれないのだと感じるNYC訪問でした。

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セニョール矢田のお手伝い



「僕はね、こんな暑い時期は毎日スイカを2キロ食べてますよ」
「矢田さん、それは信じられません。矢田さんのお腹を見たら、誰だってそう思いますよ」

矢田さんの細い体躯からは、誰も想像がつかないだろうと思います。彼は痩せの大食いのよう~
そんな矢田さんは、日に1度はアクロポリスから数キロ先にある、サグラダマンションという別館に通っています。
その名の通り、ガウディの建築として有名なサグラダファミリアを目の前にした贅沢な立地にあるホテルです。

ここの経営は大阪にいる友人ということで、矢田さんはその管理を委託されているらしい。
サグラダマンションにつくと、早速ゲストの到着までの準備は始まりました。

このマンションは現地の方々も使っているマンションのようで、そこの3・4階のみを吹き抜けとしてホテルにしています。
お風呂・キッチン・居間は共同。
部屋に入ったとたん、やはり日本人宿としての落ち着きを感じてしまうなあ。

キッチンにあるたくさんの日本食品、お茶、香辛料、居間にある誰かが置いていった日本語の小説。日本語の施設利用説明書。

そしてCathyはキッチンで、ちょっと不可解なものを見つけました。
それは雑然とお茶のパックやらにんにくのかけらやらといったこまごまとしたものが置かれたテーブルのうえに。

「矢田さん、これ何ですか」
透明のプラスチックボックスに入っており、水分を含まない小さく細長いモノの集まり。
ためしにボックスを振ると、カサカサと乾いた音を立てます。

どうやら炊いた白米を乾燥させたようなものに見えました。

「あ、それは僕のおやつだから」

「・・??」

「ほら、ぽりぽりしたスナックになるでしょ、もごもご・・」

最後のもごもごは聞き逃すことに慣れてきました。最初から聞かせるつもりもなく独り言を言ってしまうのはどうやら矢田さんの口癖らしいので。

セニョール矢田、あなどれなし。

その後Cathyはトイレでひとしきり笑いました。 笑って、涙が枯れてしまうという恐怖まで抱いちゃったくらい。

わりかし丁寧に、施設の説明を始める矢田さんとゲストを残し、ベランダに出てみます。
居間にあるベランダからは目の前にそびえたつ、ライトアップされたサグラダ・ファミリアのおどろおどろしい姿に最初は誰もが圧倒されます。

夜10時のバルセロナはまだまだあわただしく、眼下のツーリスト通りからは行き交う車と、通り中に出されたテラスで埋め尽くされた人々のワイングラスを傾けながら歓談する騒がしさが聞こえてきます。

目の前に煌々とライトアップされたサグラダファミリアを見ながら、こんな雄大な建築物を創造したにも関わらず、晩年は誰にもその人と理解されないような貧しい状況で事故にあい亡くなったガウディの儚い人生に思いをめぐらせながら、バルセロナの夜は更けてゆきます。

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セニョール矢田との出会い



「まあちょっとゆっくりして行きなさい」

その一言から、真夏のヨーロッパ、何故か更なる一週間をバルセロナで過ごすことになったCathy。

宿の主人・矢田さんはさながら生き仙人という出で立ちの日本人オーナーです。

本当に霞でも食べて食いつないでいそうな細い体躯にストライプの入っただぶだぶの襟付きシャツを、ピンク色のタンクトップの上から羽織り、これまたサイズの合わない砂色のグレーのズボンをはいています。
頭にはバンダナを巻いており、時代劇に出てくる水戸黄門のような頑固そうだけどちょっとカワイイ大きな瞳、薄い唇。その下に長く伸び行く真っ白なお髭。足元はなぜだかミトンのショートブーツ。内側が起毛加工されてて寒い冬には重宝しそうなやつです。

矢田さんのことはネットの書き込みで知りました。
もしかすると、彼にあうまでに既にCathyは彼のことを十分に知っていたかもしれません。彼に関する相当な知識をあらかじめネットから仕入れていたんです。
それだけ、「セニョール矢田」に関しての口コミは興味深いものでした。

・基本、オーナーの気分次第で対応が変わる宿
・僕らはフラメンコが見たいとポツリと言ったのだが、なんとオーナーの矢田さんは
早速フラメンコの手配をしてくれた。
・対応最悪でした。もうこんな宿は二度と来ません。

なんとわくわくする口コミ w

そこで早速、ひと目だけでもセニョール矢田に会いたくていそいそとバスを乗り継ぎ重い荷物を担いでアクロポリス(宿の名前)に繋がる急な坂道をえっちらおっちらと登っていくところで、ちょうど視界に現れた宮殿さながらの建物のテラスにいた矢田さんを見つけたのです~

「あ、ここがアクロポリスですか」

坂道を登ってきた私とぴたっと目のあった矢田さんは、一瞬くしゃっとしわだらけの口元をゆがめ、苦虫を噛み潰したような顔をしました。

「ああ、そうだけど。しかしなあ・・困ったなあ。今ひとは泊めてないんですよ。ごにょごにょ。」
矢田さんは神経質そうな、早口でこう言いました。実際最後の数言は口の中でもごもごと聞こえただけで、よく聞き取れなかったので、彼が独り言を言ってるのかと一瞬思ってしまったCathy。。

「・・・あ、そうなんですか?私、直接来ちゃったから、用意がなかったとか・・」
「いや、そういう訳じゃなくて。ね。ボイラーが壊れちゃって水しか出なくていいなら、お風呂もついて30ユーロでありますけどね」

水風呂かあ~
この一週間、うだる暑さの中で毎日水シャワーを浴び続けていたCathyにとってはなんともないことでした
でも・・一泊30ユーロ(約3000円)!今まで20ユーロ以下で凌いできたものとしては、高いなあ!

「まあ、せっかくだからグエル公園(ガウディの有名な作品)も近いことだし、荷物おいて見てきたらどうですか」

Cathyが考えている様子をみて、矢田さんは急かすように提案してくれました。
「よかったら昼食の残りがあるから。食べて行きなさい」
「いいんですか!有難うございます。」

こうして出会って10分後には矢田さんの手料理にあやかることになっていたCathy。

メニューは矢田流ぺペロンチーノ。ゆでたスパゲッティに炒めたベーコンのこまぎれが絡み合っている、なんともシンプルな料理でしたがCathyにとっては久しぶりのイタリアン。ガツガツといただいている姿を見ながら、テラスで隣に座った矢田さんはCathyの今までの旅路について話を聞きたいご様子。
矢田さんは大のインド好きらしく、もう6回も訪問しているそうです。インドはこれからです、というと嬉しそうにインドのマンゴーで作った漬物を出してきてくれました。

Cathyはこれまで東回りに3ヶ月ちょっと旅してきたこと、そしてスペインに入ってからはパキスタン人に拾われて1週間くらいシェアハウスにホームステイしていたこと、これから1週間後にスペインのバレンシアで開催されるトマト祭りに参加する予定だなどと話をしました。

「ところで、久しぶりの日本食だったら何を食べたいですか?」

矢田さんに聞かれ、

「そりゃあ、勿論カレーです!日本にいる頃は毎日食べてても飽きなかったのに、ここにきて3ヶ月以上も食べてない!!そろそろ禁断症状が・・と思っていたところに、さっき矢田さんのキッチンのところに6箱くらい熟カレーのルーが積まれてるのを見て、今その症状がでてきちゃいましたあ(笑)」

はずむ会話の中でこう返すと、では、今夜はカレーにしましょう。という流れに。

カレーの中に入れる、じゃがいも、にんじん、たまねぎそしてスペインでは特別果物が安いのでマンゴーを近くの成果食品店で買ってくると、早速カレーの準備を始めることに。

Cathyが皮をむいて、矢田さんが炒める係りです。
行って見るとキッチンにはガス缶に繋がったコンロがあるだけで、冷蔵庫も電子レンジもありません。流しはあるのですが、管が連結されていないのです。つまり、何かを流してしまったら床にそのまま垂れ流しになってしまう状態なのです。

「矢田さん。これ、改修工事中ってことですか?」

野菜を洗うため、隣にあるトイレの洗面所の水道を使って帰ってきたCathyが彼に聞くと

「そう、ここだけじゃなくて上の階も全部工事中だから」

なるほどと納得したCathy。
あてがわれた部屋には広いけど、2つあるベッド枠のうち1つの上にいくつものビニールのかかったベッドマットレスがあったし、
その他の部屋にもたくさんのベッドマットレスが山積みになっていたし、
なぜだかCathyの部屋の鍵は見つからなくて、隣の部屋からベランダづたいに入るよう指示されたし、
コモンスペースだろうと思われる居間には椅子やテーブルが雑多に置かれていたし、
建物のいかめしい古さとは似つかわしくない新品のエレベータもキッチンの奥についていたからです。

「どのぐらい改修中なんですか」
「もう。3年くらいかな。」
「・・・」
矢田さん、そういうところはマイペースのスペイン人ペースみたいです。
そんな改修工事中の宿に泊まれるというのも貴重な体験であることは間違いありません。

カレーができあがったあと、私達は真夏のスペインの夜空の下、テラスに出て乾杯しました。
思う存分日本のカレーを堪能し、爪楊枝がほしいなあと思っているところで、矢田さんがふと口を開いたのです。

「まあ、トマト祭りまで時間があるならちょっとゆっくりしていきなさい。僕も一人でこの宿の改修にあたってるしもうひとつ管理している宿もあるから、やることを手伝ってくれるなら」

そういうわけで、Cathyの笑いと冒険(一種の)に満ちた1週間は思いもよらず幕開けしたのでした~

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